会場:百島島内各所(百島支所/公民館、空き家ほか)
開館時間:10:00〜17:00 火・水曜休館
(但し9月23日を除く)
アートベース百島は、9月13日(土)から10月26日(日)まで、第3期「100のアイデア、あしたの島。−アートはより良い社会のために何ができるのか?−」を開催します。本展は、瀬戸内海に浮かぶ広島県尾道市の離島「百島(ももしま)」を舞台にした国際的な現代美術展です。過疎化と少子高齢化が進む百島において、アートが過疎地に人を呼び込むことだけにとどまらず、社会に向けた提案と変化のために機能することをめざし、アーティストと共に百島が「あしたの島」に生まれ変わるためのアイデアを提示します。活動を締めくくる第3期は、ドイツやアメリカ、日本などの若手アーティスト総勢9組13名を招聘します。自然環境やエネルギーをテーマに、アーティストが島での滞在を通して日常生活を見つめ、島内外の人々と交流を通して恊働で取り組んだ作品を展示します。百島のアートを巡る旅を通して、それぞれの「あした」を生み出すヒントを見つけることを願います。
《Sternstrom》海水、夜光虫、箱、2010
1979年ドイツ生まれ。ベルリン在住。
2013年、ベルリン芸術大学でオラファー・エリアソンが指導するインスティトゥート・ラウムエクスペリメントを修了。海ほたる、夜光虫など、生き物を素材とした作品を制作。バイオテクノロジーを反映した作品など、科学との融合が新しい可能性を感じさせる。
《未知の島はどんな感じ?》
第2期でのワークショップ風景、2014
1979年アメリカ生まれ。
2011年ハワイ大学大学院日本現代美術修士課程修了。東京藝術大大学院博士課程油画在籍。本企画の第2期では、地域住民と共に、「島」をテーマにしたワークショップを開催。島民と共に3期へ向けて制作を行う。
《Oiyakaha》ブラジル、2007-2014
1977年東京生まれ。ベルリン在住。
ブラジルのジャングルで自給自足するプロジェクトや、作家本人が独自のスタンプを制作し、来場者のパスポートに押すパフォーマンスなど、エコロジー、出会い、コミュニケーションなどをテーマに活動。第3期では百島で滞在制作し、バイオガスを使ったプロジェクトや島民とのワークショップを行う。
《百島フラッグⅡ》
布、アクリル絵の具 、2013
1980年ドイツ・フランクフルト生まれ。ベルリン在住。
2008年ベルリン・ヴァイセンゼー美術大学彫刻科卒業後、2012年ベルリン芸術大学でオラファー・エリアソンの指導するインスティトゥート・ラウムエクスペリメントを修了。社会学から芸術に転向したラウル・バルチは、公共空間でのパフォーマンスを作品の重要な要素としている。